2024-04-05 ■ 救いの内に在るのに、救おうとか、理解したいとか。 苦を手放せもせぬ哀しさよ。 善人なおもって往生を遂ぐ、いわんや悪人をや 全身の瘡蓋を剥き取るような痛みに読む人によっては恨まれるだろう。 零れ落ちる魂の臓腑を血と共に掬い上げねばならぬ所業となるに違いない。